にがりは、海水から食塩、塩化カリウムを取り出し、分離した透明の液体のこと。日本では昔から豆腐を作る凝固剤として使用されていて、主成分の塩化マグネシウムをはじめ、硫酸マグネシウム、塩化カリウム、塩化ナトリウムなど、ミネラルを豊富に含んでいるのが特長です。これまでは豆腐作りの凝固剤としての使い道が主でしたが、その豊富に含まれるミネラル成分から近年では健康維持や美容食品としても注目されています。

にがりにもっとも含まれている成分が「塩化マグネシウム」です。マグネシウムは人の生命活動に欠かすことのできない必須ミネラルで、体内にある300種以上の酵素の働きを助けると言われています。また、経皮吸収といって皮膚から吸収されやすいという特長があります。仁尾興産では、「塩化マグネシウムの経皮吸収」という特長に着目。現代人に不足しているマグネシウムの摂取に少しでも役立つとともに、ここち良い豊かな暮らしをもたらす製品開発に取り組んでいます。

引用文献：マグネシウムデータベース

皮膚のバリア機能を果たすセラミドが加齢とともに減少することで乾燥肌になると言われています。マグネシウムは保湿効果が高く、アシルセラミドの合成を高める働きをします。つまり、マグネシウムがセラミドに作用することで、皮膚のバリア機能を回復し、乾燥肌の予防に役立ちます。

引用文献：マグネシウムデータベース

塩化マグネシウムに含まれる塩類は、皮膚の表面のタンパク質と結合することで膜を形成します。この膜が皮膚を覆うことで、熱の放散を防ぎ、保温効果を持続させる力になります。つまり、塩化マグネシウムを多く含むにがりを入浴剤のように使用することで、入浴後の保温効果が高まり、湯冷めしにくくなります。

引用文献：マグネシウムデータベース

現代社会の食生活ではマグネシウム摂取が難しくなっており、それが高血圧の大きな発症要因のひとつとしても深く関わっていることが判明しつつあります。マグネシウムは、健康維持増進と長寿に不可欠な「アンチエイジングミネラル」として注目をされており、高血圧症状を少しでも改善したい人はマグネシウムをはじめとするミネラル摂取を意識した快適な日常生活を過ごすことが大切です。

引用文献：マグネシウムデータベース

マグネシウムは血圧や体温の調節に必要な栄養素と言われています。熱中症を改善させるためには単純に水分補給することが基本となりますが、同時に細胞内のマグネシウム補給は細胞を活性化させて熱中症を発症する予防策にもつながります。暑い時期の運動時は、塩分のみならずマグネシウムやカリウムなどのミネラル物質が汗と共に大量に体外に排出されてしまうため、特にマグネシウムとカリウムの多いミネラル水を飲むことをオススメします。

引用文献：マグネシウムデータベース

仁尾興産は、瀬戸内海に面した香川県仁尾町に位置し、創業100年を超えるにがりの国内トップメーカー。にがり製品の生産は、全国60％のシェアを占めています。

「umiral」は、より多くの人ににがりの可能性や、その魅力を知っていただくために仁尾興産が立ち上げたライフケアブランド。ハンドクリームやバスソルトなど、にがり成分にこだわった魅力的な製品開発を行い、ここち良い豊かな暮らしを提供します。